20211031

10月が終わる。あっという間だった気がした。部屋の掃除をして朝食を作る。昨日は知り合いに「天ぷらもやるのですね」と言われ、そう。やることがないから飯を作るしかないと答えてしまった。独身貴族がいいそうで少し辛くなってしまった。それはともかく、知り合いと池袋で集合。サンシャイン水族館へ向かう。もう、小学生ぶりに行った。サンシャインビルにある中華料理屋で点心セットで角煮を食べる。日高屋とは違う。とても美味い。久々にしっかり食べている。ついつい、「幸せ」という言葉しか出なく、何度も向かい合って「幸せ」と呟いてしまった。おかしくなっている。

近くに座っている家族ずれ。父親がマクドナルドのキャラクター。とても怖いという話で盛り上がった。どうやら知り合いはハロウィン前夜で盛り上がったという話をしていた。私は銭湯でかぼちゃ湯だった。

それはともかく、食後に水族館を目指して登っていった。森美術館みたいだという話をした。森美術館に登る時はここに集合してください。という立ち位置も示されており、そこからはみ出したら良くないのではないのかという緊張感がある。けれども、水族館に向かう道のりは列になって並んでおり、とてもそれが居心地よかった。開かれていながらも守りたいところがあの床に貼られた白い線からあるなと思った。

水族館につく。エレベーターを出て目前に滝があり、サンシャインのロゴが見える。ディズニーランドかと思った。そしてチケット売り場に流れるマイク音。どれもそうした演出が場所に向かわせる過程を楽しませる雰囲気として作られている。消費をさせるという誘導でなく、親和性を持たせる雰囲気作りがそうしているのだろうか。それでも、この雰囲気。なんだろう。楽しめる。違和感がない。

チケットを見せ、中に入る。半屋外のブースと室内ブースに分かれており、半屋外にはじめ行った。アシカショーが行われており、とても優秀な動きをしていた。もし、これこんな動きしていることについて自意識みたいなのあったらどうしようかと思った。それよりも、ペンギンの方がマイペースに見えた。

水に入るペンギンもいれば、雨水に集団で当たるペンギンもいる。

一人で散歩するペンギンもいれば、水に入りたくないペンギンもいる。

この集団に合わせないバラバラなペンギンが愛おしく感じた。みんな勝手に行動している。それがいい。

そこからまた戻り、室内ブースに入る。イワシの群れが同じスピードではないところがよかった。その中に別の魚も投入されており、それが鑑賞する側も惑わせている。

大きな水槽には、餌をあげる飼育員もいた。知り合いは、飼育員は目立ちたいのかという話をしており、多分、パフォーマンスの一環だから目立ちたいと思うという話でまとまった。

少し奥にいったときにマンボウがいた。マンボウはすぐ死ぬらしい。近くにいた女性同士がマンボウは壁にぶつかりすぎると死ぬのになんで壁に何度もぶつかってんだろねという話で盛り上がっている。知り合いは、見られるのが怖いから壁に寄ってるんだよね。といっていた。そこに優しさを感じた。

2階に行き、2階は川に住む魚たちがいた。どちらかというと、小魚が多いため、周囲の演出が綺麗にセットされている。鑑賞者が写真を撮れるようなビジュアルとなっている。青い壁と木材がインスタレーションにみえた。そう。カミーユ・アンロ。アンロの青に見える。その周りに木材と魚がおり、それを鑑賞者が撮影しているのが逆によかったと理解してみると面白い。

奥に行き、ショップにたどり着いた。アシカのぬいぐるみを買おうとしてやめた。実家にいる小学生の頃から持っているプテラノドンの人形をいま住んでいる家に持って帰ろうかと思った。