20220213

雨が降っている。ベッドで寝返り、また寝返り、それを何回もしている。摩擦で温めつつも、起き上がるために暖房をつける。ようやく立ち上がった。シャキッとしないとと思い立っては11時。シャワーを浴びてもぬめっとしている。納豆ご飯を食べながらYouTubeをみて、お味噌汁を二杯飲んだ。

 そうこうするうちに、14時。どこか行こうかと思ったらそんな時間。テレビを付けたら、ザ・ノンフィクション。ラーメン屋を切り盛りしている女性が腐れ縁のお母さんに似ていた。その人は、開業医をしており、父親は医大の教授をしている。初めてあったときも忙しそうにしていた。人に感情を伝えるのが難しい人なのではないのかと思ったりしていた。そう言いつつも僕も上手いか下手かと言えば下手な方だ。

 大手町の三井住友銀行本館でコレクターのコレクションが見れるらしい。元気をもらいに見にいく。電車に乗る、地下に潜って行く、地下通路を通り、また地上に。

 「it is not the end of the world」の文字がファサードの向こう側にあり、その文字が雨の雫によってツルツルになった外壁を照らしている。これ、銀行に展示する展示するやつなのかと思う。

 入ったら、ジュリアン・オピーの巨大なのっぺりとした顔が展示していたり、プラダをマーファに開いた作家の彫刻が展示されていた。とにかくおっきな作品ばかりで元気をもらった。

 そこから地下に再び潜り、地下通路を散策する。道が広いため換気もいきとどいている。地図を見るとアリの巣みたいになっている。そのため、大手町から銀座まで歩けると思い立ち、銀座まで地下で通った。どこかで地上に出てしまうと思って、そこが有楽町だった。出て、軒下を通ると反対方向から夫婦と思われる年齢差の女性二人が歩いてくる。よくみたら夫婦ではない。ただ、目の前の人が早く歩くのを若い女性が待っているだけだった。

 雨の軒下はいつも混んでいるけれど、地下通路は空いていた。