20220330

 ことばの学校、倉本さおりさんの回を受ける。

 課題は桃太郎は鬼ヶ島に行った。という文章から膨らませた文章を構想すること。
 僕はシナリオをまったく別の物語に仕立て上げてしまい、こひねり、できなかった。シナリオの箱をそのままにしながら、入れ替えしたりする方法よりも、全体的に変えてしまう方法を取ってしまう。
 倉本さんとしても、紹介しずらい文章は最後の方に持ってくるという審査員の様な事をしており、これまでの講師とは異なる緊張感を与えていた。そのため、みんな静かになって倉本さんと向き合う。
 佐々木さんも実は潜りで講義に参加している。佐々木さんは、今日は、静かでしたね。と話していた。これまでの矢野さん、佐々木さん回のときは投稿した順番に講評していたけれども、ランキング感ある発表にピリピリしていた。
 けれどもこのピリッとした上手さがあった。
 講義なのか講義出ないのか不明点多数。0点をゼロから始める。全ての作品に共通していた所はそうした文体の構造を解きほぐして、メスを入れる倉本さんなりの視点だった気がした。
 ちなみに僕の作品は文章がプロジェクターの接続により、投影されないまま講評。廃屋に忍び込む友達何人かの話に転じたもの。3人というミニマルな構造に落とし込み、それから構成した所とか、あとー、廃屋から外に出るシーンが良かった。と話していた。
 僕自身も多分、その開かれた感覚を目指して書いていたような気がした。