20220402

 金曜日。桜が満開の夜。

 仕事をしている。ちょっとしたミスが連発しており、あらかじめ防ぐ事ができていれば、この前、マスクピンクですね、といったあの先輩がもう少し早めに退勤できた筈。

 発送準備、手伝ってください、みたいなことを変わりに言われる、僕はミスの件を謝り、私、遅めのお昼行ってくんで、とその人に言われ、その人は白い冬用コート着て行ってしまった。

 発送準備をしている間、金曜の残業であるためか他部署の上司の囁きが聞こえる。

 40代の人はこの資料、大変ですね、といい、大手から転職してきた人は、この時間に計算はするものではないですね、次やって帰りましょう、と笑顔で話している。その姿が妙にカッコよく見えた。

 システムの人たちの会話も聞こえる。この前、以前かかってきた営業の電話、また来たんですよ、〇〇日以降であれば大丈夫ですと言って逃れたらその日以降、本当に電話かかってきてさ、と話に対し、聞いてる人が、僕、大学卒業して就職逃して就活塾通ってたんですよ、そこで営業の電話してましたね、と話している。その人はこの前、結婚式を挙げ、軽井沢のお土産を僕にくれた。それに対し、営業の電話に違和感を抱いていた人が、俺も就活してたとき不動産投資のやつに言って、説明会ではいいように話してんだけど、裏手に回るとめちゃ怒られてんだわ。と言って、いいように逃れて今があるという話をしていた。

 先輩が帰ってきた。できたんでみてくださいというも、パソコンの立ち上げが僕の声と合わなかったため、低いトーンではーーーーーい、しばしお待ちおーーーーー。と言っている。また、地雷を踏んでしまった。冷や汗をかいていた。

 けれども、この人が唯一、僕の事を気にかけてくれてるのも分かっていて、日々、懺悔してる。

 帰宅後、友人とランボーをみて、途中で寝てしまう。