20220403

 昨日は、佐々木敦さんがやっているSCHOOlで金子遊監督の「映画になった男」をみて、被写体となっていた原將人監督が気になった。

 原監督は70年代のエクスパンデット・シネマを思わせる。美術だとシュウゾウ・アズチ・ガリバーなどの作家が実験的な映画を試している。ドキュメンタリーなのかフィクションなのかよく分からない。そしてトーキーを思わせるライブ感。セリフが入りながらも、音楽も演奏する。多くのエクスパンデットシネマはシナリオがないが原監督の場合、シナリオがある。
 劇場作品、20世紀ノスタルジーでは、広末涼子がデビュー前に出演した作品。
 主演の広末さんがカメラを持って自分のセルフィ―を撮っているシーンは、ピピロッティや70年代のパフォーマンスアーティストがカメラを持って、ビデオ・アートを撮影している様子を想起させた。
 それを、今日は友人とみた。

 たまたま、映画、二トラムというものを宮台真司の批評を通して知ってしまい、それが犯罪に手を染めてしまった一般男性28歳の話で、落ち込んでしまったのもあった。
 友人と20世紀ノスタルジーをみて、それからモスラをみて、友人が遊びに来てお好み焼きを作りながらバチェラーをみる。その間、二トラムの批評で発達障害について触れており、それがささってしまい、つらかったという話を友人にした所、全ての叫びと自分の叫びを一緒にしない方がいいと言われた。