昨日は、佐々木敦さんがやっているSCHOOlで金子遊監督の「映画になった男」をみて、被写体となっていた原將人監督が気になった。
原監督は70年代のエクスパンデット・シネマを思わせる。美術だとシュウゾウ・アズチ・ガリバーなどの作家が実験的な映画を試している。ドキュメンタリーなのかフィクションなのかよく分からない。そしてトーキーを思わせるライブ感。セリフが入りながらも、音楽も演奏する。多くのエクスパンデットシネマはシナリオがないが原監督の場合、シナリオがある。
主演の広末さんがカメラを持って自分のセルフィ―を撮っているシーンは、ピピロッティや70年代のパフォーマンスアーティストがカメラを持って、ビデオ・アートを撮影している様子を想起させた。
それを、今日は友人とみた。
たまたま、映画、二トラムというものを宮台真司の批評を通して知ってしまい、それが犯罪に手を染めてしまった一般男性28歳の話で、落ち込んでしまったのもあった。