20220611

 お昼。ドラマ、シジュウカラの第3話、後半部分で山口沙也加演じる人妻の不倫相手である漫画家のアシスタントの未成年が家のまえで、この家庭を壊したかったと発狂して人妻の旦那がもう、帰ってくれ、と(アシスタントの未成年の母親と不倫しているにも関わらず...)発するシーンで辛くなってみるのを辞めた。

 今日は小学生の頃からの友達と家の近くの焼肉屋で集まって食べる。

 文章を書いているとき、書かなければいけないとなっているとき、急に千葉雅也の文章を手に取って読み進めては辛くなる。なんでこんな本読んだんだろう...となってしまうことが修論を書いているときにデッドラインを手に取り思ってしまった記憶がよみがえった。それは、ライティングの哲学という本で今更ながらこれしておけばよかったとか、あれしておけばよかったとみにつまされている。その感覚と修論を書いているときにデッドラインで男性がパートナーの男性と別れ、行き場を失って結局、修論を提出できずに退学になるストーリーを読みながら修論を書く行為と近かった。なにかと辛さを求めてしまっているというか、ドツボにハマってしまった。

 無難なことしか書かないライターは大体なー、不甲斐ないなー、というECDのmouth to mouthのリリックが沁みる。

 ロキシー・ミュージックを朝に聴く。ブライアン・イーノが初期の2枚にバンドメンバーとして参加しているのを知らずに聞いていたからだ。家のポトスが成長しているため、トイレの方にお裾分けしたり、床を雑巾掛けしたりした。先週のダラダラと泥のように眠ったクラブ帰りの青年とは一転し、台湾風焼きそばを作りながらビールを昼に飲む人物になっていた。