20220705

 メールが来ていた。木曜日。hanbaraさんよろしくお願いします。

 発表の準備らしい。一応、文章は書いて挙げたものの自信があまりない...日曜に会ったアーティストも同じ研究会に所属しており、「それはツッコミがいっぱい来そうだね。」と笑顔で話していた。
 会社に向かう道すがら。早稲田文学オノマトペ特集を読んでいる。それに紐づけて発表できないかと考えていた。
 現代美術との接点については色々あるけれども、東京国立近代美術館でみた「ヴィデオを待ちながら」という展覧会だと思う。その展示が衝撃だった。ヴィト・アコンチ、マーサ・ロスラー、ジョン・バルデッサリ、泉太郎、フランシス・アリス、ロバート・スミッソン、小林耕平、ビル・ヴィオラ、ダン・グラハム...といった名だたる巨匠?にあたる作家が名を連ねていた。
 ブラウン管に展示されている作品をみるというニッチな会場構成と、ヘッドホンを取ってみるというかなり映えない鑑賞経験。映像作品も序盤は5分から6分だったものの、会場を進むに連れて尺が長くなる。疲労困憊でみれなくなり、帰るといった展示だった。中1から中2にあがる春にみた展示。
 そこで、マーサ・ロスラーとジョン・バルデッサリが母語であったり、視覚体験と聴覚体験を行き来する作品としてみれないだろうかとオノマトペ特集を読んで考えていたりした。
 会社の他部署の人がインスタをやっていることをまた聞きで知った。それでアカウントを調べてみると、千人もフォロワーがいるお菓子系アカウントだった。その人はミントが好きで、ミント党という党を唱えている。そういえば、今週の選挙はどこに入れよう。ミント党に入れよう。
 異動してきた先輩に「この人のアカウント調べてしまいました。」と連絡すると「お前、だからストーカーとか言われるんだよ笑」と笑われた。高校の頃にも友人にストーカーの気質があると言われ続けていた。
 けれども、研究もほぼ、ストーカーの気質がなくては生き残れない。情報通でないと学芸員資格を持っていても試験にたどり着けなかったりする。書いてみて思った。いいわけだ。全部。
 元カノもツイッターアカウントも調べてしまった。フォローもしていないのにブロックされていた。メンヘラだった。自分が怖い。今後も全部。生きてる資格も死んでる資格もない。絶望の果てになにがみえるのかも分からないまま。ただただ呆然としている一般契約社員となっている。
 最近、加害者についてふと考えることもあり、インベカヲリ★の無差別殺人を起こしてしまった訳のわからない殺人動機について考えるときもある。そこにはいい人すぎる友人や傷を負わせているのに知らん顔して別の人に乗り換える人だったり、乱立する人間関係が立て続けにダブルバインドしたときに自己同一性が保てなくなるのではないのかと。インベカヲリ★の記事を読んで思ったりしていた。
 そして、別軸に「ふつうの生活」というものがある。僕も以前、話したように「大卒、就活、結婚という全ての活動をこなさなくてはいけないが、あなたはこう、波がある」と相談支援の相談を受け。波とは...となった。
 どこかのインターネットの記事で友達がいなさすぎて、サークルにも入れず、就活も知らぬまま、ようやくスーパーのアルバイトを頑張り正社員登用となっているが、精神的な外傷があり、ケアワーカーに相談に行っている記事を読んだ。この場合は男性においてだったが、女性に話をずらすと、最近「わたしは最悪。」というデンマーク出身の監督が作った映画があり、それは邦画の「俺はまだ本気出してないだけ」をロマンチックに描いたえいがらしい。まだ未見なのでなにもいえないが、タラレバ娘みたいになってたらどうしようと思った。
 特に男性の場合、労働と家庭の両立をなんとなくやり抜けてしまう人と悩んで少しずつの人の二択になっており、悩んでしまう人にとっては「生きにくい」というのがあるのかもしれないと思ったりしていた。
 昨日も転職先の人と面談をして仕事における軸みたいなのを聞かれて「やりがい」と答えてしまった。そしたら「hanbaraさん。人間。年によって変わるものもありますよ。」といわれ、変化をどう柔軟に受け入れているのだろう。みんなは。と素朴に疑問に思ってしまった。
 そうそう。毎日、電話をしすぎて最近つながらなくなった人に美術予備校の話になった。そのとき、「新宿美術学院の夏期講習で中学の頃に水彩をいくつかみてもらい、先生に評価してもらいたい絵を評価してくれなかったため、結局、予備校をパスして美大に進学した。」というエピソードを話したら「お前、タチ美勢だよ。」といわれる。もしかしたら柔軟に慣れていないため、タチ美で藝大を目指している姿もあったのかもしれない。
 変わろうとする物事と変わっていく所を受け止めやすくする土壌。そうだ。土壌を慣らそう。耕すことがいまの俺に必要なんだ。
 去年の夏頃からブロックされていた人の日記をみた。軽井沢の美術館でミロがあったの知ったという記事だった。ミロについて触れたのは軽井沢にあるお酒の会社が運営する美術館で、中学生の頃にどこかのギャラリーで絵をみてもらい、話したら面白いねと言ってくれる人がいた。父親に聞いたらそこの美術館を運営していた会長だった。書いてみて思った。どうでもいい情報だった。
 ミロはそのおじさんが開いた美術館の展示でミロ展が開催されており、「これ、絵なの?絵でいいの?」と思ったの覚えている。こゆところから頭が固い。こう、固い文章を書かせているのは湿気のせいだと。全てを気温のせいにして現実から逃げてしまいたい。
 そういえば、最近、腐れ縁が同棲を破棄したらしい。一年住んで結婚する予定で相手先に家族とTDLにも行っていたにも関わらず...「好きな人ができた。」と言った。と鳥貴族で話していた。