20220708
今日も会社を休んだ。陽性判定でしたと一報入れたまま、これでフェードアウトして退職する方向なのだろうか。幽霊部員として所属するサークルみたいな気分。
昨晩は美術批評を主にやっている人たちとの研究会?で僕の担当として発表をした。柳の話であったりオノマトペの話になったりした。そこで、個人主義が全体主義に及ぼす影響とその乖離についての話題になった。どこまで個人が世界観を形つくるのかという。コロナ関係なく本職の仕事とは別の会議が立て続けに行われている。5日の晩と6日の日中を峠にそこからあまり気にならない。
自宅療養が長く続いている。食欲は良好。保健所は立てこもっている。電話をするとバタバタしながら保留され、1時間もメロディが流れていた。その合間に昨晩の議事録をぽつぽつと書きながら途中のままツイッターをみていた。そしたら元首相が銃で心肺停止というニュースが流れ込んでいた。海外のニュースかと思ったらこの国のニュースだった。
下関の美術館で働く友人にラインをしたらその人の地元で大変だというラインが来ていた。下関出身であることはよく知らなかった。
17時にテレビをつけると亡くなったらしい。あれだけフェイスブックでその人についての批判をしていた教授も「命を奪うことは許されてはならない」と投稿している。そして「政治的に利用されることを強く恐れてもいます。」と続けて書いていた。
政治的な利用。週末の選挙。どれもがなぜかタイミング良くこのシンゾウ、アベの身体にまとわりついているのが気にかかった。政治化された身体とPRが紐づいており、呆然としていた。ただそれを度外視して、人命である事に変わりはない。
夜あたり、岸田に電話した。岸田はあれがテロと言われているけども、テロではないと思うと話していた。テロは思想信条と密接に関係しているため、彼はそう見えなかったらしい。僕は打った側の銃の幼稚さ、おもちゃみたいな手作り加減、学研の「大人の科学」で作れそうな具合にこの国の未成熟さを感じた。
ともかく夜はコロナに関わらず赤ワインをお弔いとして捧げた。