20220804

 外が昨日の灼熱から別の土地に移り住んだみたいに変化していて、家の窓をあけると少しの湿気と風が入ってくる。ニュースで窓を開けてみてくださいと言われた通りに窓を開けて、風があると自覚するのもニュースに動かされているのかニュースに従わざるおえなくなっているのか、と判然としないまま事が進んでいて、通勤中にWilcoとヨ・ラ・テンゴであったりを聴いているのも知り合いのツイートからオススメされたアルバムだったりしている。

 珍しくも電車に乗りながら本を読まずに、イアホンから流れる音楽を頼りに電車の窓から外の景色を眺めつつ会社に向かっており、車窓からうつる戸建住宅の緑がスキップしているみたいに高速度でぶれていて、このぶれに共感して頭のかたっぽで足踏みしながら目的の駅まで向かいつつも、昨晩、お酒を少し飲みすぎていたからなのだろうかと考えていた。
 会社につき、いつものルーチンを終えて、週末の予定さえも立てていないまま、昼頃に父親から転職先について相談するために家に帰ってきてくれないのかとLINEが来ていて、本当だったら、ひとりで千葉の川村記念美術館まで足を傾けてみようか、来週から山の日だったりするのだけども、山の日ってなんだ?みたいなことを考えていた矢先でもあり、丁度、山の日の週末辺りに小学生の頃からの長い付き合いでもある友人たちとサマーランドに行くとかいった話だったり、腐れ縁とも飲みの計画があったりと頭をもたげていた。
 そういえば、その腐れ縁とも昨晩、LINEをしていたりして、腐れ縁は随分前から別れると判明しながらも同棲を続けた彼女と別れて身を固める別の相手ができた事が新たな事実として発覚してしまったのだけども、にもかかわらず、僕のこの日記についてもいったら、「まだひきずってんのか、元カノでこじらせて人生終わるぞ。」といわれて、勝手気ままに僕は頭の中で「こじらせ男子同士仲良くやろうぜ。」と思っていたりしていたのだった。
 いつものように日高屋でラーメンと何かつけるひるを食べて、すっかり午後になり、8月という実感もないまま「夏休み」というのがどんどん遠のいていて、休んだのか仕事をしているのか、仕事をしているのか休んでいるのかちょっとよく分からないまま日記を付け足したり消したりしていたのだが、ふいに福尾匠の日記を読みたくなって、その日記を会社のパソコンから読んだりしていた。