20220814

 朝に最寄りの駅にある自動販売機で購入したZONEを飲んで、グレイトフル・デッドの音楽を聴いて、電車に乗って佐倉駅まで向かう。佐倉駅から美術館まで無料バスが出ており、1人だったため、中年の男性の隣に座ってスマホから駅までの道すがらで観ていた映画を見ながら乗車していた。その人は小銭しか入っていない財布をいじって舌打ちを何回もしていた。券売機でカード払いができるのを知らなかった絶望感がどうやらあったらしい。その美術館は庭園と一緒になっており、庭園の前の券売機はカード払いで並んでいた。レジが何かと遅く、もうしばらくお待ちくださいと受付の人が囁いていた。展示室のある館に入り、学生らしき男性陣が解説できるメガネの学生の解説を聞いている。モネの絵の前で「写経ってあるじゃないですか。モネも写経みたいな感覚で描いてたのです。」と話しており、僕も今まで聞いたことのない話で「そうなのか」と心の中で思っていた。夏休みという事もあり賑わっており、2階の企画展の部屋へ移動すると展示の挨拶文があり「活力をもらえるでしょう」と書いてあった。「よし、エンパワーされよう。」と思って抽象画をみていた。確かに、ケネス・ノーランドによる楕円が何層も描かれていた絵の前で引き込まれそうになっていた。ZONEが効いている。最後の挨拶文を中年の男性が必死にスマホでメモを取っているのが気になり、写経だと思っていた。帰りにご飯を食べようと併設の食堂に伺うも3時間待ちだったため、千葉駅の気になっていたレストランまで向かう事にしていた。帰りのバスに乗ってZONEが切れているのを知った。