20220820

 この前の日記に書いた映画「わたしは最悪。」を新宿でみた。後ろの席の女性の人ふたりが「友人に勧められた。」と話しており、女性に共感しやすい映画なのかなと思いつつみた。主人公は医学部に行けば安定できると思い、医学部に入学するも「外科は部品を切るみたいに身体を切る。私は人の魂とか、精神的な部分を知りたい。」と思いたち、心理学部に転部する。けれども勉強が続かずにスマホで撮影する写真に何故か自信を持ち、カメラマンになると思いたつ。そして、ひとまわり上の漫画家と知り合って付き合いつつも、パーティで知り合った彼女持ちの男性にも好意を持ってしまうという内容だった。映画の最中、隣に座っていた男性が髪を何度もむしりながら右に腕を組み、また左に腕を組みながらみていた。特に漫画家が風刺漫画を描いている人物となっており、その漫画家が「女性蔑視がすぎる。」という事で夕方のニュースでアナウンサーと口論になるシーンの時が激しく髪をむしっていた。映画を鑑賞後、スマホで映画について調べたところ、全く異なる作風を作るノルウェーの男性監督による作品であることを知り、フランス映画を作る女性の監督による作品かと思っていたため全て裏切られた。それも含めて計算された映画だと思えた。家に帰り、最後に流れたHarry NilssonによるI said Goodbye to Meの間奏で流れる空気が抜けた所だけを、わーんわーんわーんわわわーん、と鼻歌で歌っている。