20220208

 「ふつう」について考えることがある。ふつうはこうだからとか。ふつうは違うよね。だとかいった話は実は相手のことを思って言っている分、ハードルが上がる。他方で疎外感を与えているという気持ちも半分ある。だけれど、これ以上、距離を取るというスタンスも違う。隣に困っている人がいれば、少し安心できる属性から捉える必要もあったりするのではないかと思う。

 それは病かもしれない。実際に僕は頭の検査をして、発達性のグレーゾーンという検査を得た。そのときは少し身軽になった。実際、いいたいことが伝わらないというもどかしさもあったからだ。
 最近になってようやく思える事がある。いつなんどき一生涯ふつうな人がいるのだとすれば、その人のふつうはやがて、保守になる。その保守は、自己防衛でもあるが脆い。という事な気がする。
 変わっていく社会や個人の気持ちに対して柔軟に捉え返していきたいと思った。