20220428

 退勤後、ユーロスペースレオス・カラックスの「汚れた血」をみた。映画館で少しゴスロリの格好をしたカップルがうろうろしていたり、隣に座っていた人が居心地悪そうにしていたのが気になった。映画が途中、全く入ってこない。けれども、デヴィッド・ボウイの「モダン・ラヴ」が流れているときに少年が走り続ける長回しや、最後の額に血がついた少女が走っている動きがやけに早いコマ回しで動くシーンだけ印象に残っていた。

 映画をみた後、ラーメンを食べたくなり、桂花ラーメンを食べる。たまに訪れるため、なれてはいたが2階のトイレを初めて使う。

 ラーメンを食べ、エンジンがかかったためか、もう一本、映画みるか。となり、新宿、バルト9で上映していたジュリア・デュクルノーの「チタン」をみた。車とセックスをすることで興奮する女性が指名手配犯となり、男性に扮して亡命する話だった。亡命後、父親が失踪した息子と間違えて引き取る。そこからこれまで塚本晋也の「鉄男」みたいだったけれど、急に家族の話に移り変わるのが現代的な感覚がした。音楽が爆音で流れるシネコンの良さを感じつつ、映画館でビールを嗜んだ。