20230705

 メッセンジャーでやり取りをしていたアーティストが図録を持って、職場に車でやって来るという。大学院の頃、展示を学友と見に行き色々話をしたときからだった。そのときは、図録の展示も終わっていたため、担当の学芸員とのイベントでもあった。台風のときだったためか、お客さんが私たちのみだったのを覚えている。組織についてなど、主に人生相談をする機会となっていた。結局、終電間近まで話をして解散となった。それから数年後といった感覚だった。午後になり、アーティストの車が職場に着いたため、向かった。車にはサーフボードが入っていた。サーフィンを勧められ、最近、スノーボードを始めた話をした。アーティストは、湘南近辺に知り合いがいるため、私の職場近辺をよく知っているという。就職おめでとうございますと言って頂き、5冊程図録を受け取った後、少し立ち話をした。アーティストは、展示をした所の施設長が問題を起こしたにも関わらず、教授職に戻ったため、「次はその職を取り下げるので楽しみにしてください」と話をしていた。私は「そうなのですね。楽しみにしています。」と伝えた。事務所に戻った私は、図録を別部門の人に何冊か渡し、上司にその話をすると「湘南はあまり近くないよ」と言っていた。そういえば、あまり近くないのを後になって知った。