20220723
実家で甲州ワインを飲んだ。懐かしい味がした。ひとりでいつも飲んでいるためか、ひさびさに相手の話を聞くことができた。心配性なのかもしれないし、うまく人と関われない。
家から葉山の美術館に行って、アレック・ソスの展示を見に行った。アメリカの写真家らしい。みた所、どれもよく撮れた写真にみえる。最後の展示を除いて、フレームインして淡々と展示されているからだろうか。
別室に映画を上映する部屋があり、それをみるとまた被写体との関係性がみえる。ソスは自動車のハンドルにメモ書きを残して運転し続ける。見かけた廃墟に忍び込んで撮影したり、いきなりノックして「俺だよ。写真家だよ。撮らせてくれ。」と訪問する。訪ねた先はみんなホームレスだったり、両親が麻薬漬けで部屋に日が当たらないで過ごす初老だったりする。
また、展示室に戻ると。ソスは淡々と撮影しながらも、被写体と対話している。「みんな話したいんだけども、うまくやり取りできないんだ。」と映画でも語っていたみたいに。その関係性と写真が結びつくときもあれば、そうでもないときがあり、写真が写真としてキレイにみえる。この留めかた。なんだろう。
帰りに海の家でビールを飲み、そこから京急線で人形町までいってパン屋で開催された絵描きの人の展示をみた。そこでもビールを飲んだ。クラフト。