20220823

 自動車が走る所にバイクが走っており、乗っていたのは日焼けした金髪の鼻が高い人だった。その人は腕を組みながらバイクを足で運転しており、確実に電動ではない。よくみたらそれが自転車であることを知る。車輪の革が厚く、足で運転できる機械をこれからバイクといってもいいのではないのかと思んばかりのボディ。それに付随するタイヤ。運転者のボディもバイク。よく考えたら自転車も運転をしているときは車道を走るようにと、運転免許を取得するときに教わり、自転車から降りたときに歩道を「歩く」ことになっている。そのボディ、歩道を「歩く」ことは可能なのか応答せよ。4つ打ちピンボールの男たちがギラついた目つきでボディを注視している。それを向こう岸からみて、会社の転属してきた先輩もその自転車を改造して、そのボディになっていたのに気づかされたりした。それが、日中の午後のこと。