20220530

 えーっと。書き出しが困る。書き出しってなんだ。書いてるやん。書いてるふりしていることが「書き出し」なんですか?さあ。はじまりはじまり。稽古事ははじまりではなく、公演の開始と共に幕が上がるのをはじまりというべきなのだろうか。そうなると練習中ははじまりではなく、はじまりの前奏であって、ならなんのためにはじまりという仕切り直しをもうけているのだろう。緊張と一瞬のためらいのためにもうけているのだろうか。

 ちょっとよくわからない。話が分裂している。その分裂している方法を引き留めてさあ。始めよう、終わろう、ってなってんのかな。そうじゃなかったらはじまりもおわりも本当はないけれど、誰かが、空間が、仕切ってるんじゃないのかな。

 たまに、これからもこの一瞬のことってもうないんだろうな、と思う時間があって、それ以上の何か作ってやろうという気概もなくて、それはそれとしてどう受け止めて今後すごそうかなー、ってなってる時がある。

 小説などを読んでいると、この前、書き出しの前の話って書き手しか知らない戸惑いがある。書き手しか知らないけれども、その書き出しの前さえも読者に委ねているのを小説って言うんじゃないのかなー。書き手も案外ウソとかつくやん。この日記だって、何書いてんのか支離滅裂だし、ただ区切って妄想膨らましてるだけやん。わけわかんないな。

 

 さて、はじめよう。今日も。今日という一日を。書いてみよう。書こうじゃないか!誰も読んでいるのか読んでいないのかわからない。けれどもワードで誰かが読むんじゃないかって書いている。

 今日はですね。書類の封入作業をやって、ついに契約になる手続きをしてーーっと。てな感じで、一日終わったんですね。それで、もういいかと、フレックスで16時退勤してですね。銭湯に行きました!!!

 その銭湯がですね。昨日も行っているんですけれど、昨日が温泉だとしたらやはり銭湯なんですよね今日の方が。それでですね。銭湯でざばっと浴びて、汗流した後にですね。ドトール。ショートサイズのアイスコーヒー。面接どうするのか。練習。駅改札前のリモートワークの場を使ってカジュアル面談。途中、車掌の声が入ってくるんですよねぇ、えー、この先、ここでこうして、こうなります次はー、みたいな声ですよ。そんで、人事の人がですね、今、駅ですか?と聞いてくるんですね。そして、いま、リモートワークの場を使ってやってます、改札前ですって僕いうんだ。

 愉快な時代になりましたね。ときは令和。ですよ。これが令和というやつですかー。みなさん、リモートワーク捗っていますか?それで、僕は帰りに敗者の精神史を読んだ。明日、書籍の会議だけれどもどうしようかな。面接も重なっているけど、面接リスケしようかな。なんて。

 カレーの具材を買った。たまたま冷蔵庫ににんじんがあるから。それで、赤ワインも買って飲みながら料理を作る。明日の分までカレーはある。ラインを昨日、途中からきて、ハッシーって呼んだげるという人とやり取りして、映画好きなの分かった。カール・テオドア・ドライヤーを全部みたり、ロメールみたりしてる人だった。

 けれども嵐が好きらしくって。時代を感じた。そういえば、院生の頃、同じ研究室で学んでいた嵐の相葉くんが推しだった彼女は無事に会社のあの先輩と仲良くなって、付き合えたのだろうか。「元カレ」とどうだったのだろう、もうあったのかな。あれから何にもないのだろうな、元カレも多分、その人のこと友達と思ってて勘違いを向こうがしていただけで、という他人の話をうつらうつらと脳から耳へと伝ってきていた。

 途中の人の課題を読み返して、その人が高校の頃に嵐の熱愛を知って食べ物が喉を通らなくなったという事実を知って、これ、嵐?ってラインで聞いたら、そうですって返ってきた。胸が痛くなってそのまま寝ることにした。