20231029

 お昼ごろに芝公園まで出かけた。よく自転車でここまで来ていたためか土地勘がすっかり芽生えている。こだかい山をのぼったり、ベンチに座って次にどこに行こうか考えながら歩を進めた。近場の喫茶店に入り、たまたま隣に40代くらいの女性が2人座った。1人の人はとにかく話す人でもう1人の人は聞くに徹していた。話す人は50代くらいの知り合いがおり、その人に着いて話していた。その人は、ジャニーズにハマり「推しができて恋する私が好きになっていった。あなたも恋をした方がいい。」といっていたらしい。話す人はある日に酔った勢いでマッチングアプリをはじめたという。独身の男性はスルーしてバツイチを検索した所、五つくらい年上の男性とマッチしたらしい。その人とケーキが美味しいお店に出かけて、8時間くらいお酒の店で楽しんだらしい。そこで話す人は「仕事をし続ける『私』という存在が自然体ではないけれど、仕事をし続けない弱さみたいな所は人に見せていいのかな」と男の人に相談したらしい。そしたら「そういう部分もあなたなのだから。そういう部分も含めて僕になんでも話していいよ。」と返したらしく、その場で付き合い始めたらしい。けれども先月、別れたという。どうやら父親みたいに見えてしまったらしい。その上で学んだ所もあり、その部分だけなぜか記憶にない。聞く側の人は生理的には大丈夫だし、とても優しい人なんだけれど身体がうけつけなくて気分が悪くなり、退席したメシの話をしていた。そんな話を聞きながら新書を読み終わり、田町まで向かって、その先の日の出まで歩いた。途中からゆりかもめに乗ってお台場に行った。海岸でコーヒーを飲みながら時間を過ごし、東京テレポート駅まで向かう。道すがらKIRINJIのアルバム「crepuscular」を聴いたら、喫茶店で話す人の話を思い返してしまった。